胃腸の調子が悪い。
きっと脳みそに栄養が行き過ぎて、胃腸が弱っているんだろう…。
胃腸の調子が悪いとなると、あいつの出が悪くなる。
あいつが、溜まると、体調が悪くなる。
あいつをなんとか出さないといけない。
しかし出ない。
このままでは、身体があいつに支配されてしまう。
便秘薬をつかってみた。
便秘薬って、以外と高価ですね。
高価だから、効き目はあるだろう。
あいつを退治するのだ。
今日の朝、さっそく、あいつが動き出した。
おお!
と期待して、個室に走る。
しかし、あいつは出ない。
しかし、あいつは動いているのだ。
しかし、俺は大きな勘違いをしていた。
あいつは、一人ではなく。あいつ達だった。
いろんなタイプのあいつがいる。
俺の噴火口付近にいるあいつは、冷えた熔岩のように、ゴツゴツしていて、油断すると、噴火口を刺激して、マグマがドロッドロッと出てしまいそうだ。
危ない。
俺は作戦を練った。
まず、熔岩のようなあいつを、小さく切り離し、噴火口を刺激しないように、出す。
次に、薬によって、退治されたあいつを一気に出す。
時間と集中力が必要だが、やるしかない。
よくコマーシャルである。出すだけじゃ物足りない?って事はこういうことか?
いや違うな。
とにかく集中だ。
まず、作戦1段階は、すこしづつ、すこしづつ、無事に任務を終えた。
熔岩の様なあいつは、小石のようにかわいくなり、何個も、コロコロと、噴火口から、転げ出た。
次は第2段階だ。
集中力はもう限界に近い。
しかし薬の威力は凄い。
第2段階はなんなく、任務を終えた。
土砂流のような、哀れなあいつが一気に流れ出た。
俺は開放感に浸り、集中力も体力も使い果たした。
後は、白い兵隊さんで、噴火口を掃除するだけだ。
もう大丈夫だ。
そう自分に言い聞かせ、噴火口の掃除に取り掛かった。
しかし、愚かな俺は、そこで、してはいけない過ちを犯した。
力の加減が出来なくなった俺は、噴火口を掃除する、白い兵隊さんを勢いよく始動させてしまった。
うっ!
と思った瞬間には、噴火口の回りから、マグマがドロッドロッと吹き出し、白い兵隊さんは、真っ赤に染まって、死んでしまった。
しかも、あいつは、俺の手に最後の力で攻撃してきた。
あいつはしぶとかった。
ごめんよ。白い兵隊さん。
俺の戦いはまだ続く。
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