サイコさんはゆうが神戸にきてからできた2番目のともだちです。
その日はギター(酒)フクジの昔のバンドメンバーかなさんが弾き語りをしていました。
一番星ともだちのふなおかさんというおじさんはいつも歌わないのに歌っていました。
それがうまかってさ!
かなさんの歌は、優しくて強い声でした。
最近88スタジオでバイトを始めたとのことです。
ゆうはサイコさんとマスターまことさんといつものような話をしていました。
ゆうは人生とはなんなんだ、人間ってなんなんだと、答えのないことを考えたりします。
幼稚園児ながらも考えたりします。
ゆうはサイコさんに言いました、
「なんで感情なんかあるんやろうか。なかったらいいのになあ。捨ててしまえたらいいのに」
サイコさんは言いました、
「ゆう坊君。
ひとつの感情だけを捨てることはできないんだよ。
悲しみを捨てれば、喜びも感じなくなるんだよ。
まさに俺はその状態に近づきつつある。
俺は感情がなくなるのがとても怖いよ」
サイコさんは心の薬を飲んでいる、、
ゆうはその言葉が心に残って、
なんというか、自分は贅沢なことを言っているような気がして、、
感情がなくなるのを恐れてる人に向かって、
感情をなくしたい、なんて。
感情がなくなるって、恐ろしいんだろうなと…
そんなこんなで三人でいろいろ話しました、いろいろ、深夜までラーメン食べたりしてました。
そしてさよならしたあとに、駐車場がわからなくなって福原の風俗街に迷い込んで恐怖を味わって無事生還しました…
あそこまぢ危険なんで…
サイコさんはあだ名をつけるのが好きで、三年前、ゆうに
"エンプティガール"
(からっぽの娘)
と名付けたんだけど(笑)
でも今はエンプティガールじゃないらしいです!
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