依存性の俺は小遣いなど、もうほとんどない。
しかし、あまりにも金がないのも惨めなので、家に眠ってる恥ずかしいDVDや、読まなくなった書物などをかき集めて、リサイクルショップに行った。
総額3〜4万円もした代物だ。
しかし査定した結果は…1000円…
恥ずかしいDVDなどを、やっぱりいいですなどと言って持ち帰る勇気などない。
足元どころか、足裏まで見られていると自覚しながら、1000円を受け取り、トボトボと帰路に着いた。
しかし、自分の意志とは逆の方向に向かっている。
依存性の恐ろしさはここだ。自分で制御出来ないのである。
わすがに残った小遣いと、なけなしの1000円で、あの欲望渦巻く館に入ってしまったのだ。
計算されたように、ものの数分で金が消えていった。
我にかえり、強い自責の念
にかられる…
しかし、全てが遅いのだ。
ついに、財布の中身は一円もなくなってしまった。
あるのは、買い物をしないと使えない割引券と、金が入っていない銀行のキャシュカードだけである。
まだ給料日まで15日もあるというのに…
このままいけば、大事なベースギターを売らなければいけなくなるのも時間の問題だろう。
それは、マズイ…
なんとかしなければ…
今は反省している。
もう二度としないと…
しかし、また依存性が出たら、和田アキオの店に行く事にしよう。
頼むからスロット台は置かないでくれ。
J
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